2010/10/31

2011カレンダーのプレゼント

毎年、皆様にご好評いただいております山本デンドロビューム園のオリジナルカレンダーが完成しました。
IFEXの会場でも大好評でした。

今年はプレゼント用にカレンダーを増刷しましたので、11月1日から11月30日の期間中にデンドロビュームの苗をご注文、ご購入いただいた方すべてにプレゼントいたします。
山本デンドロビューム園鉢物shopを御覧ください。

カレンダープレゼントは、楽天の山本デンドロビューム園鉢物shopに限らず、メール、FAX全てのご注文が対象です。








ただし、数量に限りがございますので、期間中に在庫が無くなった場合はプレゼントを終了いたします。
どうぞお早めに。





カレンダーのみをご希望の場合
カレンダーのみをご希望の方は代金引換で1.000円(送料込み、税込)にてお送りさせていただきますので、直接山本デンドロビューム園までご請求下さい。
枚数に限りがありますので、品切れの場合はどうかご容赦下さいますようお願い申し上げます。

郵便番号、住所、氏名、電話番号、「デンドロビュームカレンダー希望」と明記し、電話、FAX、メールにてお申し込み下さい。

※数に限りがありますので、どうぞお早めにお申し込みください。
なお、カレンダーがなくなり次第、配付を終了させていただきます。
どうかご了承ください。

IFEX2010最終日

国際フラワーEXPO (IFEX)は昨日30日が最終日でした。

大盛況のうちに終了した第7回国際フラワーEXPOでしたが、昨年まで出展されていた市場関係や大手の種苗会社の出展がなかったり、一方で初出展の企業が数多く見受けられ、イベント規模が拡大しているとしながらも、フラワーEXPOの中身も変わりつつあるように思えました。


最終日も多くの来場者で埋め尽くされていました




そんな中、3日間、弊社ブースへの多くのご来場ありがとうございました。
準備不足で大変ご迷惑をおかけいたしましたが、新たな商材としての弊社デンドロビュームに対する皆様の関心と期待の高いことを知らされ、今後もよりよい育種と生産を心がけていく必要を改めて感じました。


とても評判の良かったミニサイズのデンドロビューム


商品に関するお問い合わせは

2010/10/29

IFEX2日目

国際フラワーEXPO (IFEX)が2日目を迎えました。


昨日に続き、弊社ブースへの多くのご来場ありがとうございます。


造花ですが役に立ってます

高級ギフト商材としてのデンドロビュームに多くの関心をお持ちいただき、ありがとうございます。
現物の開花鉢物を御覧いただけないにも関わらず、非常に評判は良いようです。
より、詳しくお知りになりたい方には開花最盛期の12月から2月にかけての期間に岡山の山本デンドロビューム園へのご来園もおすすめいたします。



種苗に関する海外業者の反応は非常に良好です
種苗に関しては色彩豊かなデンドロビュームの美しさは海外のお客様には園芸作物として大変興味深いもののようです。


台湾のお客様と


種苗に関する海外業者の反応は非常に良好です


国際フラワーEXPO (IFEX)は30日(土)まで開催中です。
是非お越しください。

 山本デンドロビューム園の出展情報はこちらからご覧いただけます。
https://www.exhibitor.jp/IFEX/ja/?ID=PUI&op=search&mode=s&ev=IFEX&ex=14492

IFEX開催初日

第7回 国際フラワーEXPO (IFEX) が開催しました。


オープニングセレモニーの様子

会期初日28日の朝、国内外のVIPの方々によるテープカットが盛大に行われました。
中には森田健作千葉県知事の姿もありました。


森田健作千葉県知事の姿も


 弊社ブースの展示はというと会場前の約2時間の準備でやっと完成しました。


今朝の準備で何とか完成です



何とか間に合った弊社ブースにも早速、多くのお客様においでいただきました。
海外からの来場者も多く、弊社デンドロビュームに興味をお持ちの海外の業者様が多数いらっしゃいました。



海外の業者様と商談中


 国際フラワーEXPO (IFEX)は30日(土)まで開催中です。
是非お越しください。

 山本デンドロビューム園の出展情報はこちらからご覧いただけます。
https://www.exhibitor.jp/IFEX/ja/?ID=PUI&op=search&mode=s&ev=IFEX&ex=14492

2010/10/27

IFEX前日の準備


昨日26日夕方、IFEXの準備のため幕張メッセへ出発しました。

植物が大半を占めるため、ハイエースバンで岡山から千葉幕張までデンドロビュームの持ち込み搬入です。

今回はこのハイエースバンで運搬します



地方から関東方面への出展には搬入にも大変苦労します。
限られた車載スペースでの積み込みや、決められた期間内での設営等あらゆる面で困難を伴います。
僅かなスペースも無駄にせず積み込みます


わずか3日間の会期ですら、このような状態ですから、準備を含めて10日以上を要する東京ドームのラン展などは地方の洋ラン業者にとって如何に大変かおわかりいただけるでしょうか?


26日夕方、岡山より出発しました


そして本日27日早朝、10時間以上かけて岡山から幕張に到着しました。
着いて早々出展準備にとりかかります。
準備は今日一日しかありません。


展示前はとても殺風景です



照明で照らすと明るく良い感じになってきました

なんとか開会式直前には間に合いそうです。見やすい展示を心がけてブースを飾っていきます。



今年は花が少ないので少し華やかさに欠けます


先日もお伝えしたように、デンドロビュームの開花の間に合わなかった今年の弊社ブースは、昨年に比べて華やかさに欠けますがデンドロビュームを新たな商材としてお考えの方や、興味をお持ちの方は山本デンドロビューム園のブースへどうかお越しください。



 山本デンドロビューム園の出展情報はこちらからご覧いただけます。
https://www.exhibitor.jp/IFEX/ja/?ID=PUI&op=search&mode=s&ev=IFEX&ex=14492

2010/10/26

加温から約4週間後の花芽

山下げ後、加温を開始してから約4週間後の花芽の様子です。

前回の写真からは13日経過しています。
以下のリンクを参考にしてください。
http://yamamotodendrobiums.blogspot.com/2010/10/2.html

今回も比較しやすいよう同じ品種、ほぼ同じ部位を撮影してみました。


コメットキング‘アカツキ’の花芽(加温開始から4週間後)





前回よりもさらに花芽は進行しているのがわかります。
蕾になるべき部分はまだとても小さいのですが、はっきりそれと分かります。







コメットキング‘アカツキ’の花芽(加温開始から4週間後)


花芽は10mmから15mmほどに伸びています。
着実に開花へと向かっているようです。








シーマリー‘スノーキング’の花芽(加温開始から4週間後)


温室内の温度管理は日中が28度、夜温が18度で管理されています。
開花に要する日数は温度だけでなく天候にも左右されます。
天候不順で光線が足りないときは、開花が遅れるなどの影響もあります。
ここ数日続いている雨は開花予定日を遅らせてしまうことになりそうです。




そろそろ、蕾が分かれてくる段階になりましたので、花芽の様子に著しい変化があったときはその都度、このDendrobium Blog デンドロビウムブログでご報告します。

2010/10/25

まもなくIFEXです

千葉幕張で開催されるIFEXまで、もう間もなくです。


国際フラワーEXPO IFEX
2010年10月28日(木)~10月30日(土)10:00~18:00


弊社も出展のための資料や展示物などの準備に追われています。

しかし、一番肝心のデンドロビュームが今年は咲いていません。
今年はIFEXの開催が昨年に比べてやや早いのと、例年にないほどの残暑の影響で、低温処理が遅れたため、開花が間に合いませんでした。

このブログをご覧の方は花芽の状況を随時、投稿していましたのでお分かりいただけると思います。

展示に使用するデンドロビュームの鉢や梱包、発送の様子をご覧いただくためのサンプル鉢も残念ながら造花での対応になりました。


2つとも造花です





残念ながら造花のデンドロビュームです




弊社のデンドロビュームを多くの来場者の方に是非ご覧頂きたかったのですが、非常に残念です。
その分、弊社の種苗に関することや鉢物ギフト販売の詳細は充分にご理解いただけるよう準備させていただきます。



園芸関係の方、デンドロビュームの販売に興味をお待ちの方、新規にデンドロビュームを栽培しようという方は山本デンドロビューム園のブースへ是非、お立ち寄りください。




山本デンドロビューム園の出展情報はこちらからご覧いただけます。
https://www.exhibitor.jp/IFEX/ja/?ID=PUI&op=search&mode=s&ev=IFEX&ex=14492

2010/10/24

イエローリボン‘オカヤマ’

Den.Yellow Ribbon 'Okayama'   (Den.Golden Blossom x Den.Hambühren Gold)
イエローリボン‘オカヤマ’ 

イエローリボンと言えば丸弁濃黄色のイエローリボン‘デライト’を思い浮かべる方がいるかもしれませんが、こちらは同じ交配でも全く雰囲気の異なる鮮やかな純黄色の大輪花です。

品種画像は25年以上前のスライドからスキャンしたものです。

イエローリボン‘オカヤマ’ 


花弁全体が光沢のある純黄色で同じ花色のリップはまるで上質なビロードのように美しい花です。

ヒヤシンスの様にぎっしりと上から下まで着花し、その上かなりの大輪花で花梗も上向きにせり出す花付きのため、大変豪華な印象のデンドロビュームです。

バックバルブ咲きの品種です。しっかり伸ばして花芽を付けてやりたいですね。


イエローリボン‘オカヤマ’ 


イエローリボン‘オカヤマ’ に興味のある方はこちらをどうぞ
http://item.rakuten.co.jp/dendro/10000592/

2010/10/23

2011年用のカレンダーが完成しました

たった今、2011年用のカレンダーが印刷屋さんから届きました。
できたてホヤホヤです。
例年より早く仕上がりました。


届いたばかりの来年用カレンダーです

27日からIFEXの展示会が控えておりますため、市場や販売店様へのカレンダー配布についての詳細は11月になってからのお知らせになります。
弊社公式サイトでお知らせさせていただきますので、今しばらくお待ち下さい。

一般の方へのプレゼントキャンペーンも企画しております。
この「Dendrobium Blog」や「山本デンドロビューム園鉢物shop」での告知をお待ちください。

2010/10/22

オリエンタルスマイル‘ファンタジー’AD/AOS

Den. Oriental Smile 'Fantasy' AD/AOS   (Den.Fukujyu x Den. Yuubae)
オリエンタルスマイル‘ファンタジー’

1991年に初花が咲いたこの交配からは‘バタフライ’や‘アカトンボ’など数多くの銘花が選抜されました。
その中のひとつ がオリエンタルスマイル‘ファンタジー’でした。


アメリカ蘭協会の会報の表紙を飾ったオリエンタルスマイル‘ファンタジー’



その個性的な色彩が評価されAD/AOSに入賞しました。
世界初ともいえる色彩が高い評価を得たのです。
※AD/AOSは色彩の優れたものに与えられる賞です。

上の写真は1998年11月のアメリカ蘭協会(AOS) の会報の表紙をオリエンタルスマイル‘ファンタジー’飾ったときのものです。






オリエンタルスマイル‘ファンタジー’



アカネ色の色彩がたいへん美しい品種です。
今までに無い色彩と見事な花付きで、各地で開催されるラン展では圧倒的な人気を誇りました。



オリエンタルスマイル‘ファンタジー’


生育が非常に素直で趣味栽培にも適しています。
花付きが非常に良く、アカネ、オレンジ系統とは思えない見事な着花で楽しませてくれます。


10号鉢に仕立てられたオリエンタルスマイル‘ファンタジー’


このような大きな鉢物にも仕立てることが出来る花付きの良さは他のアカネ、オレンジ系統の品種には見当たりません。





さて、ここまで見てきて何かお気づきになりましたか?
同じ花なの色合いが違います。なんだか別の花のようにも見えますが、すべてオリエンタルスマイル‘ファンタジー’なのです。

デンドロビュームの場合、特に黄色、アカネ、オレンジ系統の花は咲き初めと満開時の色が異なります。咲き始めの薄い色から次第に本来の色が出てきます。

下の写真は左のほうが咲き始めの オリエンタルスマイル‘ファンタジー’です。
全く別の花のようですね。
良くこの時点で「違う花が咲いた」とご連絡いただくほどです。
右にいくほど満開に近くなり、本来のアカネ色がきれいに発色しています。




このように見てみると、オリエンタルスマイル‘ファンタジー’は開花直後から満開時までの色彩の変化もじっくりと楽しむことが出来る素晴らしいデンドロビュームであることがわかります。




オリエンタルスマイル‘ファンタジー’に興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/dendro/404087/

2010/10/21

サニーキング ‘グローリー’

Den.Sunny King 'Glory'   (Den.Rainbow Hill x Den.Great Century)
サニーキング ‘グローリー’  

1994年初開花のデンドロビュームです。



サニーキング ‘グローリー’



ウェーブのかかった豪華な花弁はとても美しく、キラキラと輝くような、光沢のある鮮やかな濃鮮紅紫の極大輪花です。
リップの中心部分には黄色の下地に濃赤褐色の目が左右にくっきりと分かれて入ります。
花弁は厚みがあり花保ちも最高に良い品種です。



サニーキング ‘グローリー’

濃い紅紫の系統は日本では好みが分かれる色彩ですが、豪華な花型と花弁の光沢を見ればきっとその良さがおわかりいただけると思います。



サニーキング ‘グローリー’に興味のある方はこちらもご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/dendro/10000591/

2010/10/20

ここで紹介した品種を一覧に

いつもDendrobium Blogをご覧いただきありがとうございます。

このブログで紹介したデンドロビュームの交配種が一覧で確認できるように、デンドロビューム図鑑としてブログの最上部にタブとしてページを追加しました。



http://yamamotodendrobiums.blogspot.com/p/blog-page.html

今後、順次品種を追加していき、あらゆる品種の情報がこのブログ上から得られるよう、役立つページにしていきたいと思います。


他にもデンドロビュームの育て方等をまとめたページや病害虫への対処を詳しく説明したページも作成する予定です。

よろしくお願いいたします。

2010/10/19

デンドロビュームの花芽分化

10月も中旬を過ぎました。
気象予報で見てみると、東北地方では既に最低気温が10度近くまで下がり、関東地方でも15度前後が続いています。
デンドロビュームを低温に当てている方、これから低温に当てようという方もいらっしゃると思います。

ノビル系デンドロビュームの花芽分化の方法について、10月に入ってからこのブログ内でも低温に当てるための条件などを時折投稿していますが、ここでデンドロビュームの花芽分化についてまとめてみたいと思います。

ノビル系のデンドロビュームの花芽分化をさせるためにはどのような条件が必要なのか数字的に示すと次のとおりです。

デンドロビュームの花芽分化の条件
夜間の最低気温が14度以下の低温に延べ日数で20回から25回くらい当てると完全に花芽分化して花が咲く準備ができます。
この花芽分化に必要な14度以下の低温に当てる場合、一回の時間は比較的短時間で良いのです。例えば明け方の冷え込みで3時間くらい14度に下がっても1回と考えます。
この温度管理によって花芽分化が起こるのです。


このノビル系のデンドロビュームについてずいぶん昔には自生地の条件から低温乾燥状態にすれば花芽が付くとされていました。
しかしこれは誤りで、低温時に鉢に中が湿っていると根傷みを起こすため必然的に乾かし気味の管理が必要ですが、乾燥状態が花芽をつける根拠はなく 、低温に当てる以外には花芽分化を起こさせる方法はありません。低温だから水を必要としないのです。

※近年、山本デンドロビューム園が育種改良して開発したヒメザクラやスプリングドリームの系統は、低温処理をしなくても花芽分化が可能な品種として世界的な注目を浴びています。


花芽分化のために低温に当てる際に注意したいポイントがあります。

■確実にバルブ(茎)が充実、完熟していること
これが大前提です。バルブ(茎)が充実していない場合は引き続き加温栽培し、バルブ(茎)の充実を図ります。窒素過多でバルブの色が青々としている場合も色が抜けて飴色に近くなるまで加温栽培を続けたほうが花付きが良くなります。
未熟な株をいくら低温に当てても花は咲きません。秋に低温に当てる場合、殆どの失敗する原因はバルブ(茎)が未成熟なことにあります。
デンドロビュームを低温に当てるか否かを判断する方法は以下の投稿に詳しく解説しています。
http://yamamotodendrobiums.blogspot.com/2010/10/blog-post.html


充実したバルブ(茎)


むやみな乾燥は避け
低温処理中は必然的に乾かし気味の管理になりますが、乾燥させることが花芽分化を起こすわけではありません。花芽分化に乾燥を必要としないことは山本二郎の栽培研究により明らかにされています。
バルブ が萎びるまで潅水を控えると良いなどと言われることもあるようですが、無理な乾燥は葉を落とし、いざ開花させようという時に良い花が咲きません。落葉してしまうと水の吸い上げが悪くなり、鉢の中が乾きにくくなり、根を痛めて蕾の段階で黄変することもあります。
低温に当てている間とはいえ乾きすぎには注意が必要です。
花が咲くべきバルブ(茎)にあまりにもシワが出るような場合は水も必要です。
一方で昨年伸びた古い茎(バッ クバルブ)のシワはすぐに元に戻るので心配ありません。

戸外で低温に当てているデンドロビューム

低温処理中ですが瑞々しさを保っています



正確な温度を測ること
低温に必要なのは14度以下の温度で充分です。
ただしご自宅で低温に当てる際にお手持ちの温度計で測る場合は、温度計の誤差や計測する環境によって必ずしも正確でない場合があります。また天気予報の発表する最低気温がご自宅周辺の気温と全く同じとは限らないためそのまま鵜呑みにするのは心配です。
低温の回数を調べる場合は14度ぎりぎりの温度ではカウントせずに確実に14度を下回る日のみをカウントしたほうが無難です。
園芸店やホームセンターで入手できる最高最低温度計なら毎日の最高最低の値を確認することができます。

最高最低温度計



極端な低温には注意
デンドロビュームは低温非常に強いランです。乾燥気味に管理すれば0度まで大丈夫ですが、実際に栽培する場合はこのような極端な低温に当てる必要はありません。
極端な低温は株を痛め、葉を落とす原因になります。湿った状態で温度が下がると一日にして根を痛め株をダメにすることもあります。
戸外で栽培している場合、最低気温が4度や5度になったら室内での管理に変えたほうが無難です。外気温が4度や5度に下がるような場合は、室内でも充分低温に当てることが可能です。
さらに気温が5度以下になるような条件下では霜にも注意が必要です。
霜にさらされると葉が痛み落葉しますし、最悪の場合株そのものがだめになる場合もあります。


以上のことが花芽分化の条件と注意点になります。


いつも霜が降りる直前まで冷やしたり、シワシワになるまで乾燥させたりしていた方には少し物足りなく感じられるかもしれませんが、これらの理論を証明する良い実例があります。

山本二郎は1973年、ハワイ島に山本デンドロビューム園ハワイ農場を開設しましたが、実はこのハワイ農場はハワイ島の海抜400メートルの場所にあり、冬期の最低気温は14度です。最低気温がそれ以下に下がることはありません。
それにもかかわらず毎年美しいデンドロビュームを咲かせています。
自らの理論をハワイ農場にて実践したわけです。

以下の写真は約30年前のハワイ農場設立間もない時の様子です。
品種は古く、今よりも花が付きにくかったであろうにもかかわらず見事な開花状況です。


満開のハワイ農場(1970年代後半)

山本二郎とハワイ農場のマネージャー市原氏(右端)


このハワイ農場の例から考えても霜が降るほどの低温に当てる必要がないことがわかります。

どうか花芽分化の条件を参考にして良い花を咲かせてください。

2010/10/18

アジアンスマイル‘キューティガール’

昨日に続いてデンドロビュームの新品種を紹介します。
営利栽培用デンドロビュームとしても非常に期待される品種です。

Den.Asian Smile 'Qutie Girl'   (Den.Comet King x Den.To My Kids)
アジアンスマイル‘キューティガール’ (品種登録出願中  出願番号: 23840


アジアンスマイル‘キューティガール’6.5号



花弁の先端3分の1ほどに鮮やかな赤紫を彩る中型種、リップの中心部分にはくっきりと濃紫の目が入ります。株元から整然と咲く花付きの良い最新品種です。

また早咲き種のため促成栽培も可能で、年末出荷向け商品としても期待されます。
当然ながら圧倒的な花もちの良さで、商品価値をさらに高めてくれます。


アジアンスマイル‘キューティガール’



鮮やかでくっきりとした配色は店頭でお客様の目を引くこと間違いなしのデンドロビュームです。
販売店の皆様には是非ともアジアンスマイル‘キューティガール’ をお取り扱いお願い致します。



アジアンスマイル‘キューティガール’2.5号(1本立ち)


アジアンスマイル‘キューティガール’ は今期は試験栽培ですが鉢サイズは5.5号から6.0号まで予定しております 。12月上旬から限定出荷予定。

弊社webサイトでは今シーズン、弊社から販売が予定されている鉢物商品を一覧でわかりやすく紹介しています。あわせてご覧ください。

http://www.dendrobium.net/market/market-osusume.html




詳しい出荷時期、価格、数量等、お問い合わせはこちらまで。
アジアンスマイル‘キューティガール’ の導入に興味をお持ちの生産者の方もお問い合わせください。
info@dendrobium.net

2010/10/17

エンジェルムーン‘ラブレター’

新品種を紹介します。今シーズン、試験的に栽培、開花の予定です。
営利栽培用デンドロビュームとしても非常に期待される品種です。







エンジェルムーン ‘ラブレター’6.5号


Den.Angel Moon 'Love Letter'   (Den.Herios x Den.Sweet Pinky)
エンジェルムーン ‘ラブレター’  (農林水産省 品種登録番号: 18321





エンジェルムーン ‘ラブレター’

鮮やかな明るい紅紫色の、丸弁極良型の極大輪花。リップには濃いオレンジを帯びた黄色の目、奥に赤褐色の小さい目がアクセントとして入りたいへん美しいデンドロビュームです。

大輪系の豪華さと生育が非常に良く、早咲きの性質を持ち合わせているため、年末ギフト向け品種として生産が可能です。
デンドロビューム生産者の皆様に是非注目していただきたい品種です。

近年、デンドロ生産者の間では小型タイプのデンドロビュームの生産が主流になり、市場においてはデンドロビュームの高級ギフトとしての取り扱いが年々減少しています。
他のランに無いほどの色彩の豊かさと花保ちの良さを持ったデンドロビュームのギフト向け生産にも是非とも力を入れていただきたく思います。


エンジェルムーン ‘ラブレター’


エンジェルムーン ‘ラブレター’は今期は試験栽培ですが鉢サイズは5.5号から6.5号まで予定しております 。12月上旬から限定出荷予定。

弊社webサイトではその他にも今シーズン、弊社から販売が予定されている鉢物商品を一覧でわかりやすく紹介しています。あわせてご覧ください。

http://www.dendrobium.net/market/market-osusume.html



詳しい出荷時期、価格、数量等、お問い合わせはこちらまで。



エンジェルムーン ‘ラブレター’の導入、生産に興味をお持ちの生産者の方もお問い合わせください。
info@dendrobium.net

2010/10/16

葉の黄変と落葉

秋になって栽培環境に変化があるこの時期に多いのが「葉の色が黄色くなった。」あるいは「葉が黄色になり落ちてくるけれどが大丈夫でしょうか?」と言う問い合わせです。

デンドロビュームはもともと落葉性の植物ですから病斑もなく健全な葉であってもこの時期になれば 自然に落ちることが多いので、心配はありません。

株元に近い部分であったり、昨年伸びて開花の終わった古い茎が落葉するような場合の大半は心配する必要ない場合が多いようです。



株元から2~3枚落ちるのは普通です


この時期は茎を充分に成熟させて戸外でそのまま低温に当てていらっしゃる方もいるでしょう。
また、外の低温状態から室内の温かいところへ取り込んだ方もいると思います。
そういった環境の変化でデンドロビュームは落葉することも多いのです。


葉には病斑が見当たりません

デンドロビュームの茎が完成して充分に太り、翌年の新芽が大きく伸びてくれば古い茎の葉の役割は終わります。

昔の古い品種は、完成してからほぼ一年経過し、落葉した古い茎(バックバルブ)に咲く ものがほとんどでした。
しかし、最近の品種のほとんどは春から成長を始めて、数か月後に完成 した茎にたちまち花を着ける状態にまでになります。そのため新しい茎であっても落葉が早い品種も中にはあるのです。
いずれの場合も葉は1年程度で落葉するものと思って間違いありません。


下の写真は古い茎(バックバルブ)がすべて落葉している様子です。
古い茎(バックバルブ)はすべて落葉していますが、新しい茎の葉が健在なので全く心配ありません。



中央の茎が昨年伸びた古い茎





ところが中には病気が原因の落葉もあります。
下の写真は低温多湿が原因で黒斑病を発症し、落葉しかかっています。

いずれ落葉するなら病気の葉も心配しなくて良いかというとそうも行きません。


黒い斑点が目立つ葉


古い茎(バックバルブ)にわずかな斑点が出て、その結果落葉するのはまだ良いのですが、新しい茎に症状がある場合に心配なのは病状の進行によって茎の成熟前や開花前に新しい茎の葉が落葉すると茎が充分に完熟しなかったり、細く未熟な茎のままであったりすることです。
また、葉が無いことで根からの吸い上げが悪く、鉢の中が乾きにくくなり根腐れを起こす可能性があります。結果として開花時には本来のサイズではなく小さくな花しか咲かすことが出来ません。



この秋、デンドロビュームの葉の黄変が気になる場合は自然の落葉なのかそうではないのかを最初に見極めたほうが良いでしょう。

2010/10/15

播種から3週間後の様子

9月23日の投稿でデンドロビュームの播種直後のフラスコの様子を紹介しました。

これがその時の画像です。
寒天培地に小さな種を振り撒いただけの状態でした。



播種直後の様子


 3週間たった様子をご覧ください。
 3週間前と同じフラスコを同じ角度から撮影しました。
ずいぶんと様子が変わっています。



播種後3週間たった様子

播種直後は無数の小さな種の塊がやっと見える程度でしたが、播種後 3週間過ぎる頃には全体が黄緑色になり、発芽しているのがわかります。
それぞれのサイズはまだとても小さいのですが、種子の数が多いので、種子が膨張して発芽した様子が良くわかります。
3倍くらいは大きくなっているでしょうか。






白っぽい種子の塊が綺麗な黄緑色に


まだ、葉や茎や根が判別できるサイズではありませんが、生長していることがよくわかります。
この後の変化も楽しみですね。

趣味栽培の方にとってはデンドロビュームに限らず洋ランの発芽の様子や種子からの生育の様子を見る機会は殆ど無いと思います。
このブログではそのような育種の現場もみなさまに色々とご紹介していきたいと思います。