2011/10/20

山から戻ったデンドロビュームもやはり落葉します

 「デンドロビュームが枯れてきた!」
そんなメールをいただくと、こちらもドキッとしてしまいます。


デンドロビュームの葉が黄色くなったり、落ちると、心理的に不安になるのは大変良く理解できます。

葉が落ちても全然構わないとは言いませんが、多少のことではデンドロビュームは枯れたりしません。葉の落ちるべき部分、落ちても構わない範囲、程度を把握していれば多少の落葉に驚かず、管理できるのではないかと思います。


秋から冬にかけて生理現象で黄変、落葉が見られることは先週ブログに書きました。
 http://yamamotodendrobiums.blogspot.com/2011/10/blog-post_15.html


その中でも少し触れた環境の変化による落葉の一例を紹介します。
下の4枚の写真はすべて、ここ1週間の間に山上げ栽培から温室に帰ってきた鉢です。


広範囲に葉の黄変、落葉が見られます。



山での環境はというと、最低気温が5度以下になることも珍しくなく、そんな場所でも青々としゃきっとした葉を保っていながら、温室での管理に切り替えた途端、突然に葉が黄変し落葉を始めることから、温度や光線の変化が黄変・落葉のきっかけになると考えられます。


下の写真では、古い茎だけでなく、花が咲くべき新しい茎の葉も一部落ち始めています。




しかし、これは一時的なもので、数日で収まります。葉の全体量からすればごく僅かな量です。











大事なことは、株元に落ちた枯葉を取り除いてやり、病気の発生源を絶つことです。
後から色が変わってくるものは、無理して取らず、落葉するたび、その都度取り除いてやります。





もしも、すべての葉が落葉し、茎が丸坊主になるような場合は、根傷み、根腐れなど鉢の中の環境悪化も原因と考えられますので、そんな時は鉢を抜いて根の様子を確認したいですね。


ちょっと気になる方はご自分のデンドロビュームをじっくりと観察してみてください。