2012/07/17

着生ランなのです

びっしりと棚いっぱいに並ぶ株は、この夏のうちに寄せ植えして鉢物になる予定のデンドロビューム達。いずれも70センチを超える大株に育ち、寄せ植えを待っています。





今日見ていただきたいのは株の出来具合ではなく、根の方です。



鉢の外に溢れた根の量は尋常ではありません。
いずれも70センチを超える大株を支える根の量はこれだけ必要なのだとも言えます。


写真を見る限り、ポットの外の根の量のほうが多いくらいです。
鉢から溢れて白い根を伸ばす様子はデンドロビュームが着生ランであることも再認識させてくれます。


鉢に収まっていないと心配される方も多いでしょうが、外に溢れた根こそ、デンドロ本来の根の姿であり、水を与えてやれば、しっかりと必要な水分を吸い上げてくれます。


植替え時期や水やりに失敗を繰り返す方は、改めてデンドロ本来の性質を考えてみると良いでしょう。

※開花時期に合わせて寄せ植え作業は行われるため、遅いものは9月に入ってからになるものもあります。一般家庭とは違う点はご注意ください。