2012/09/08

山上げに来ています

鳥取県にある扇の山にある圃場に来ています。



今日で既に4回目の山あげです。
鳥取の圃場に立てたハウスはほぼいっぱいになりました。




まだ置き場所に多少の余裕がありますが、時期的に限度があります。
というのも、標高が高いことを利用した低温管理栽培でありますが、その分気温の下がり方が平地以上に急激です。
突然の雪の予報で、この地での低温の回数が足りないまま岡山に持ち帰ることがあっては意味がありません。10月になればいつ雪が降ってもおかしくない地域なのです。



山上げ栽培を行う鉢は、このように十分に成熟したバルブを持つ鉢のみです。
未熟なバルブはいくら寒さに当てても花は咲きません。 
これはご自宅で、秋に戸外にそのままおいておくか、早めに室内に取り込むかの判断をする際にも重要なポイントです。

 

今朝は天気が悪かったため、最低気温は14度でした。
低温としてカウントするには微妙な温度です。




近年、目立つのがイノシシが掘り起こした大きな穴です。圃場の周囲のあちこちにあります。
恐らく食べ物がないのでしょう。
デンドロはまだイノシシに食べられる被害はありませんが、去年は鹿に食べられました。
味を占められると、心配のタネが増えてしまいます。岡山から車で4時間も離れたこの場所で常駐して見張るわけにもいきませんので。



このあとは岡山県北の恩原高原、赤和瀬と順次、山上げを行なっていきます。